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前穂高岳北尾根<平成18年5月>
登山史に輝く日本を代表する尾根とクラシックというにふさわしい名ルートに感動と思い出をありがとう
この尾根の初登攀は夏冬ともに慶応大学山岳部による。積雪期は1928年1月。その直後、同山岳部に属し日本の登山の黄金時代に活躍した大島亮吉が4峰から涸沢側に転落死。大学山岳部を中心とする日本アルプスのアルパインクライミング史に北尾根はその魅力と事故の悲劇により一層名をしらしめることになった。「山へ行け!君がその憂鬱のすべてをばルックザックに入れて・・・」大島亮吉
そんな思いをめぐらせ念願の北尾根に・・・。
前穂高岳山頂にて
・前穂高岳(3090m)山頂にて
上高地〜慶応尾根〜8峰〜北尾根〜前穂高岳〜岳沢
<Member> 4名
CL 小林(佐伯山の会) 吉川(HWCC) 森村(HWCC) 金澤(HWAC)
<Time>
5/2 新村橋(9:30)〜8峰手前コル幕営(15:15)
5/3 (4:00)〜6峰(7:30)〜5・6のコル(8:00)〜5峰(9:30)〜
   4峰(12:00)〜3・4のコル幕営(13:30)
5/4 (5:00)〜前穂高岳(8:00)〜河童橋(11:30)
<Memory>
前夜発どしゃ降りの雨の中、沢渡にて車を置く。早朝の雨の上高地は観光客も殆ど見かけずカッパを着て新村橋から慶応尾根へ。尾根に取り付くも氷と腐った雪に足をとられ思った以上に時間と体力を奪われる。けれど急な登りはぐんぐんと高度を稼ぐ。幸い明日以降天気は回復予報。途中、単独ビバーク中の男性はそこにとどまり、以降トレースは無い。
慶応尾根
・ようやく日の差し始めた慶応尾根

・並年よりかなり雪が多い模様。8峰手前コルにて幕営。ガスをまとい迫力をかもす北尾根を目の前に早々に寝る。強風に何度か目が覚める。

・8峰(2631m)手前のコル

・2日目快晴、夜明け前の雪はアイゼンもよく効く。日が昇ると雪は時間とともに重く腐り、見えないクラックに乗るとクレパスのように広がり雪の斜面ごとずれる。
朝焼けの槍
・7峰〜6峰あたりから振り向けば、朝焼けの槍ヶ岳がとてもきれい。

・草つき雪稜〜リッジ〜急な雪壁へ

・6峰(2794m)あたりまで続く

・装備は軽量化最優先、ロープ(8.6mm)2本、ガチャは必要最小限度、食料はサプリメントやフリーズドライ、個人装備も軽量化優先の装備ではあるもののテントや共同装備を含めるとかなりになる。安全も最優先にアンザイレンしてコンテで登る。とは言え気持ちの問題なのかも・・・。



・後続パーティーあり

・槍ヶ岳、穂高岳、足元に涸沢の大パノラマの中、快適なリッジが続く。



・涸沢をベースに北尾根に取り付いた後続パーティー雪壁を攀じり先行する。同じく先行の男性は広島出身の方でした。広島弁は山でも強力らしい。山岳同人マーモットの方々、すばらしい登攀スピードでした。

・5峰への登り、先程の後続パーティーの2人組が見える。
5峰を攀じる
・5峰より、右後方が3峰と勘違いしていた4峰・・がっくし。
4
・このあたりになるとスリップは致命的、特に4峰はアイゼン・ピッケルバイルを確実に決めて登りたい。
3峰
・4峰より、本物の3峰と前穂高岳
やり〜〜! 
・やっぱり槍ヶ岳はかっこいい

・岩の露出した部分でピッチを切り残置支点や岩角を使ってビレイ。その他は肩がらみ確保またはコンティニュアス(同時登攀)となる。
3・4のコル
・3・4のコルにて、午後に入り雪がゆるみ、4峰の下りも注意して下る。
このまま3峰に取り付くと時間的に山頂でビバークとなりそうなので安定したコルにてビバークとする。夕日の穂高連峰がすばらしい。一望しながらゆっくり休む。
3峰核心部
・3・4のコルから3峰核心部を仰ぎ見る。

・3日目、2人ずつロープを組んで取り付く、3峰核心部を越えた上部より。核心部は3級の岩登り、アイゼンを履いての岩登りに慣れていれば問題ない。プロテクションも多い。上部凹角は雪と氷のミックス。この日は雪・氷がかなり多く付いていた感じ。右後方が4峰、人の影とトレースが見える。
2峰を下る
・3峰から2峰は細い岩稜。右は奥又白、左は涸沢へと切れ落ちる。

・写真右側の2峰の岩稜を一旦クライムダウンしナイフリッジはよちよち歩き・・・ここの方がよっぽど怖い。

・前穂高岳山頂!いえい!
槍ヶ岳と鯉のぼり
・前穂高岳山頂(3090m)にて「槍ヶ岳と鯉のぼり」

・ありがとう!
快晴の前穂高岳山頂にて写真を撮り、雪の急斜面ゴルジュ?デブリ?状態の岳沢へと一気に下る。雪につぶれたのか流されてしまったのか岳沢ヒュッテは見当たらなかった。
上高地へ下ると河童橋は観光客でにぎわい、ミーハー私的に写真におさまり帰路につく。
<Summary>
今年の北尾根は積雪量が多く初日の慶応尾根は天候・雪質ともにかなりのアルバイトとなった。その後は天候にも恵まれ慶応尾根からの北尾根を十二分に満喫する事ができた。
※この度は、ご一緒させて頂いたパーティーリーダーメンバー各会の皆さんに大変お世話になりありがとうございました。


<photo/報告 HWAC金澤>


・・・・
快適テント生活

岳沢

河童橋前

さぁ・・お家へ帰ろう・・!
posted by: 管理者 | アルパイン | 18:19 | - | - |-